テーブル天板の製作

30年近く使っているキッチンの食卓テーブルが、ご覧の通りかなり見苦しい状態になってきたので、天板表面を削って再塗装をしようかと考えましたが、「作業期間中はどうするのよ!」ってことで、新たに天板を作ることにしました。

 

熱い鍋などを置いたのでしょうか、いくつも○印が・・・
写真ではよく見えませんが、端の方は塗装がひび割れています。

 

今回は、手間がかかるのを承知の上で、頂き物の端材で挑戦しました。
端材だけに、商品にならない根っこに近い部分なので、反りや節も多いです。
まず、製材です! 部材を少し長めにカット。

 

真っ直ぐな板にするために、片側を製材済みの板で固定し、バンドソーで直線切り。
続いて、固定していた板を外して、反対側も。

 

製材する木が長いので、結局、バンドソーより、丸ノコの方が簡単でした。(´ヘ`ι)ゞ

 

張り合わせる面をカンナ掛けし、すべての板の厚みを揃えます。

 

製材しても端材だけに、凸凹波打っているので、後でカンナ掛けすることを考えて、配置を決めます。 でも、見た目も大事なので、配置には悩みました。

 

つなぎ合わせは、ビスケット&ボンドで張り合わせるので、まず、ビスケットの位置を決めるため、板をクランプで固定し、鉛筆で書き入れます。

 

ビスケットジョイナーで、張り合わせ面にビスケットの穴開け

 

 

ビスケットの穴にボンドを入れ、ビスケットを差し入れます。

 

張り合わせ面にボンドを塗って張り合わせ、クランプでしっかり固定し、一晩置きました。

 

しっかりくっ付きました。

 

コーナーをジグソーで、ま~るくカット。

 

反っているので、どう頑張っても合わせ目に段差が出来てしまったので、カンナ掛け。

 

切れるカンナは、気持ちイイ~ (^v^ゞ

 

エッジをトリマーで、ま~るく面取り。

 

ヨコ面もカンナ掛け。

 

塗装前の天板 完成!

 

塗装前の下処理。 節などの穴を埋めます。

 

との粉でやろうかとも思ったのですが、ネットで便利そうなパテ見つけたので使ってみました。
との粉と違って、直ぐに固まり便利には便利ですが・・・

 

塗装前の最終処理のサンダー。 穴埋めのパテの跡が気になります・・・

 

で、天板の塗装。 
2液混合のウレタンニスです。 2回塗りです。

 

これがまた面倒でした。
主剤をよくシェイクしてから、専用容器に濾過して入れ、硬化剤を投入し、再度シェイク!!
主剤の塊が無いことを確認して、トレーに移します。シェイクした泡が無くなるまで放置。
30分かかっても以下の通り。良しとしました。

 

塗りは、コテバケで実施し、まあまあきれいに塗れましたが・・・

 

何と言うことでしょう!
 穴埋めパテの跡が、シミのように・・・ ( ̄_ ̄|||)
2度塗りで、目立たなくなることを祈りました。 (*´人`*)

 

2度塗り後、2日放置し、さぁ、取替えです!
 既存の天板を外し、

 

作った天板を裏返しに床に置き、

 

足を取り付けたら、

 

完成!

 

 

 

2度塗りでもパテ跡が消えなかったもんで、余った塗料でしつこく重ね塗りしたら、表面にハケ目がクッキリと付いてしまいました。 恥の上塗りとなってしまいました。 (×□×;)

 

二度と天板塗装にパテは使いません!・・・  勉強になりました。 (´ヘ`ι)ゞ

追伸: 
 取り外した天板の表面塗装を剥がそうと試みましたが、塗膜がとんでもなく固く、電動カンナの刃が直ぐにダメになり、手に負えませんでした。 結果、作り直しで正解でした。

2018年12月05日