昨年11月に作業場の蛍光灯10灯をLED照明器具に交換しましたが、やはりアマゾンで購入したメイドインチャイナ製品、「安かろう悪かろう」にヒットしてしまいました。
(;。;) ウゥ…
というのは、一灯が全く点かなくなり、数ヶ月前から他の一灯も半分しか点かない症状が時々出ていたので、器具をよ~く見てみると、片方の端の樹脂が何やら変形しており、近くで見てみると、何と焦げて穴が開いているではありませんか! ┏(゚ロ゚;)┛
アマゾンの商品販売のページでは、50,000時間の長寿命を謳いながら、たった1年で、使用時間なら2,000時間程度で・・・ ┓(´ヘ`;)┏

裏側のシールも焦げたように変色しているし、

分解して中を覗くと、電解コンデンサーの上に当たっている樹脂が溶けてるし~

取り出してみると、電解コンデンサー自体の異常は表面シールの剥がれのみでした。

もう一つのLED照明器具も分解してみると、電解コンデンサーの足(電極)側が過熱による変色が見られ、当たっていた樹脂もご覧の通り。
原因は、2つともアルミ電解コンデンサーの故障でした。

で、アマゾンの購入履歴から、購入商品のページを再度確認すると、
【現在在庫切れです。この商品の再入荷予定は立っておりません。】・・・ 廃盤ってこと?
さらに、保証を確認すると、
【LED商品の使用寿命一般的に長寿命ですが使う環境により異なりますので、初期不良対応のみとさせていただきます。】・・・ はなから、「品質に不安あり」って言ってるし~
開いた口がふさがらない~ (´Д`) うへぇ…
同様の他社商品をお客様にも納品したので、慌てて確認すると、以下のようなアピールがあり、それって・・・
【一般製品】→ 1年前にうちの作業場に取り付けたLED、【弊社製品】→ お客様に収めたLEDで、「改善前 VS 改善後」ということですよね~
保証も2年で、電気安全規格のPSE認証準拠とあり、一安心。
しかし、中国製ですから、保証の2年後には故障が多発ってことも考えられます。
そもそも、アルミ電解コンデンサーは、電子部品の中で最も寿命の短い電子部品。温度が寿命に影響するそうで、放熱・冷却が甘いものは、寿命が短くなるとのこと。 『105℃・2000時間』が一般的基準で、10℃温度が下がると寿命は2倍に延びるそうですが、あの狭い空間で、スレート葺き屋根の天井裏に配置していることと、樹脂が溶け出していることからも、うちの作業場では、冬場以外は、105℃以上であることは容易に推測できます。
アルミ電解コンデンサーを使っている以上、LED照明器具の寿命を 50,000時間と表現するのはダメでしょ。 中国製に限らず、日本製品でも 耐久性を
40,000時間と表示している物が多数ありますが、アルミ電解コンデンサーを使用していなくとも、実際、そこまで持たないと思います。・・・何故って、実際に買って取り付けた、シャープやパナソニックのLED電球も幾度となく「チラツキ」による無償交換をしているからです。 パナソニックにあっては、交換した製品すら、再度交換する始末ですし。
要するに、中国も日本も、数万時間の製品耐久性を確保する前に、誇大広告をやっているってこと。 LED発光素子のみ、数万時間の耐久性があると書くべきですね。
で、このLED照明器具2台は、同じアルミ電解コンデンサーの故障であったので、このパーツを取り寄せて交換することしました。
ついでなので、パーツが届くまで、LED照明器具修理後の点灯チェック用にも使いたいので「電気製品通電テスト盤」を製作することに。
用意した物は、以下の通り、左から、
ワニ口クリップ・コンセント・ブレーカー・コンセントプラグ・電源ケーブル

電源ケーブルを柔らかいものが良かったので、ヨリ線ケーブルを選んだので、そのままではプラグに繋ぐと良くないので、半田でヨリ線を一本に固めてから接続しました。

ヨリ線のままだと、ネジが緩む可能性があるので、念のため。

ブレーカー側も同様に半田で固めから、接続。

ブレーカー二次側は、VVFケーブルを使用
コンセントの下流側にワニ口クリップの配線を半田付け。

電気製品通電テスト盤の完成!

ほどなく、注文していたアルミ電解コンデンサーが到着。

新しいアルミ電解コンデンサーを半田付けし

電気製品通電テスト盤に接続し、点灯テストを実施。 修理完了です。

でも、残りの8台も壊れてくるんだろうな~ (´ヘ`;)